サンホワイトについてサンホワイトP-1
についての説明

←50gのチューブタイプ←400gのジャータイプ


・50gのチューブタイプは空気に触れる部分が少ししかないため劣化しづらい特徴を持っています。
あとは持ち運びにとても便利です。

・400gのジャータイプはふたが2重になっていて少しでも劣化しないように工夫されています。
全身に使用する方はとても大量に使用できるため便利です。
当薬局では汚染の心配から詰め替え容器を配布しておりますのでそれに詰め替えてご使用ください。

・どちらの商品も成分は同じワセリンになります。分類は医薬品ではなく化粧油になります。

<まずはサンホワイトのよもやま話>

サンホワイトP−1は製品として上記の2種類しかありません。

もともとは、アレルギー専門の医院などでアレルギー検査をするときの基材として使用されていました。

基材とは何かの検査をするときの基になるものをいいます。具体例で説明します。

パッチテストをご存知ですか?この検査は患者さんが何かにかぶれているのだろうと想定した時に、その何かを突きとめる検査です。

例としてシャンプーにかぶれている場合その使用しているシャンプーを何日間か肌につけて反応を見るわけです。
その時に基材にシャンプーを混ぜて検査をするわけです。

サンホワイトはその基材として古くから頭角を現していた製品です。

パッチテストは、基材のせいでパッチテストの結果が信用できないことがあるのです。すなわちアレルゲンでかぶれるのではなく基材でかぶれるということがあります。

代表例は白色ワセリンです。


ワセリンはもともと原油から作らるものですから空気に触れると
酸化していき挙句の果てには白色が茶色になってしまいます。(黄色ワセリンを精製して白色ワセリンになっているため精製過程が粗末ですと、すぐにもとの黄色ワセリンになりそのあとは茶色がかったワセリン・・・茶色ワセリン?)

ここまでくるともうワセリンはワセリンを塗ることによってかぶれてしまう状況になってしまいパッチテストどころではなくなってしまいます。

そこでサンホワイトがつくられました。


サンホワイトはいわば高純度のワセリンです。

サンホワイトの凄いところはほとんど酸化しないことです。


私どもの薬局でもプロペト(白色ワセリン)とサンホワイトを軟膏容器に詰めて調剤室に放置して検査をしました。

結果は驚くべきものでした。

プロペトは1週間ぐらいから容器の淵にかけて色が薄く茶色い色になりかけてきました。(酸化の証拠です)
サンホワイトは全然色が変わりません。

実はプロペトは1カ月で変色し軟膏自体にあやしい光沢がでてきました。(かなり劣化した状態でした)
サンホワイトは全く変化なしです。


そのまま2年ぐらい続けましたがプロペトはふたを開けるのが怖いくらいの感覚に陥りそのまま破棄しました。
サンホワイトは、全然見た目では酸化したようには見えません。

サンホワイトの詳しいデーターは日興リカのホームページに載ってますので参考にしてください。

話は元に戻りますが、そのパッチテスト基材として信頼を勝ち得たサンホワイトは医療関係者の間で頻繁に使われるようになりました。

ですので医薬品の登録はもともとしていません。つまり患者さんにこの製品をお出しするというよりは、専門のお医者さんが検査のために使用する商品だったのです。

ですので分類は化粧油になり医薬品には該当しません。


逆に医薬品にしていたらこのサンホワイトは誕生しなかったのではないかと思います。
なぜなら、皆さんは白色ワセリンの薬価をご存知でしょうか?
10gで20円台なのです。50gで100円台です。

つまりサンホワイトを作る製造費のほうが高くなってしまうため医薬品にしていたら断念したと思います。(作れば作るほど赤字になります)
サンホワイトのワセリンの精製過程はとても精密で高価な代償を払って作られています。

ということでサンホワイトは化粧油という分類で製品化されています。

価格は50gで参考価格1380円、400gで3650円といわれています。

アクア調剤薬局では50g980円から400g3129円から販売しています。(数量により安くなります)
大量購入いたしますとお安くなるように価格設定しておりますし6000円以上は送料無料でお送りさせています。     
      

1.用途

・顔・からだのスキンケアに。赤ちゃんなどのカサカサ肌のお手入れに。
・目の周りや唇の乾燥に。
・お化粧下地に。
・水仕事のあとのスキンケアに。

2.特徴

・純白でほとんど無味、無臭です。
・香料、着色料、保存料は使用しておりません。


3.ご使用方法

・保湿剤として使用する場合は入浴後3分以内に少し濡れている状態から塗ってください。つけすぎはべたつきがでますので薄く塗ってください。
・他の保湿剤と使用する場合は最後にサンホワイトを塗ったほうが効果的です。ただし医薬品(ヒルドイドなど)と併用する場合は必ず専門医にご相談ください。
・湿潤療法として使用する場合は、専門医に相談してからご使用ください。

4.ご注意

・ニキビ、吹き出物の部位には使用しないでください。
・サンホワイトP−1は日焼け止めではありません。
・花粉症対策として鼻腔に塗布する方もいらっしゃいますが、あまり奥に塗って粘膜を傷つけないようにしてください。手前に塗っても効果はかわりません。

製造販売元:日興リカ

成分:ワセリン

製造販売元のホームページ:





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